健康食品OEMにはメリット以外にデメリットもあります

健康食品業界はかなり競争の激しさが増していて、その中でも付加価値のついたオリジナル商品の存在は非常に大きなポイントの1つと言えるでしょう。このような場合に注目したいものとして、OEMが挙げられます。

 

OEMとは他社メーカーで製造した商品を自社のオリジナル商品として販売する手法であり、自社での開発ノウハウや資金面であまり余裕がないといった企業でも、オリジナル商品の販売が可能になります。

健康食品OEMには、ノウハウがなくても自社ブランドを販売できることや、付加価値の高いオリジナル商品を販売できること、少ない資本でも参入できるなどのメリットがありますが、実はデメリットがあるのも実情です。

 

そのデメリットにあげられることとしては、ノウハウの蓄積ができないことが1つです。
OEMを活用すれば、自社商品の開発や生産を行わないことになるため、健康食品に関してのノウハウを蓄積することができません。
ノウハウの蓄積ができなければ、他者との競争力が低下する可能性があるため、そのためにもしっかりとした対策が求められます。

 

そして2つ目にはOEMメーカーとの相性が挙げられます。万が一依頼したOEMメーカーとの相性が悪かった場合には、事業がスムーズに進まなくなる可能性もあります。
商品に関しては基本的にはメーカーに主導権があることから、新しい取り組みアプローチなどがなかなか導入しにくいです。
メーカーの開発力が低ければ、品質の低い商品をオリジナル商品として販売しなければならないこともリスクの1つになるでしょう。

 

このようなリスクを避けるためにも、メーカーに健康食品の開発を依頼する前には、必要最低限の専門知識を持ち合わせておくことが何よりも大切です。

開発を依頼する前に、商品開発に関しての要望を自社でも整理して伝えておくようにしましょう。

 

最後に製造や生産工程が把握しにくいことです。詳細なスケジュールがわからなければ、商品の販売時期やキャンペーンを行うべき時期など、柔軟に対応できなくなる可能性も考えられます。

このようにOEMで生産を行う場合、多くのメリットもありますが、デメリットももちろんあります。
OEMを進めるにあたり、自社にあったOEM先を見つける事も成功の鍵となります。